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2025年度「レパートリー研究」授業成果発表

 7月21日に「レパートリー研究(ジャズダンス)」授業成果発表が百周年記念館トクヨ記念講堂行われました。

「レパートリー研究」とは

 舞踊の歴史の中で優れた評価を受けた作品を取り上げ、その作品のダンステクニックや振付法を実際に掘り起こし、実践的に学ぶ授業です。また、文献や動画鑑賞によって作品や技術の研究、分析を行い、総合的に理解を深めるように研究します。レパートリー研究にはジャズダンス、コンテンポラリーダンスそしてクラシックバレエの3つがあります。学生はこの3つから選択しそれぞれの授業で研究に励みます。

レパートリー研究(ジャズダンス)

 ジャズダンスのレパートリー研究の授業では、シアター系といわれるオーソドックスなスタイルだけでなく、ヒップホップ等のストリート系を取り入れたものや、ミュージカル風のものなど学生が研究したいジャズダンスのスタイルを選んで研究しジャズダンスの理解をより深めることを目的としています。この授業ではそれぞれの関心に基づいてチームに分かれて発表を行いました。

  • チームシアター
    シアタージャズを習っている学生を筆頭に全員で構成や振付を考え作品を完成させました。ハットを使いシアタージャズ独特の体の動かし方に注目し実践的に研究していました。
  • Kitty,s
    ヒールを使いヒップホップ要素を取り入れた作品を創作したチームです。ヒールはバランスをとることや、膝を伸ばすことが困難になる難しいジャンルです。その中でも身体を強調する動きを取り入れ女性らしさを表現していました。
  • ちとかランド
    テーマパークダンスを中心として創作したチームです。過去にバトンやリボンを経験した学生を始めに持ってくることで印象的な始まりにしていました。構成をしっかりと考えどこに注目すべきなのかがはっきりとわかる作品でした。
  • Bad Girl
    ヒップホップ要素を多く取り入れジャズダンスと融合した作品を創作したチームです。ハットを使い、それぞれの個性を生かしたソロなどを使用し構成を作っていました。また、ひとりケガをしている学生がおり踊ることはできなかったが、出てくるところとはけるところをしっかりと考え創作していました。
  • ボブちゃんs
    今年唯一過去の作品を研究したチームです。Bob Fosseの「Sing Sing Sing 」を研究しました。昔ながらの音の取り方や振付者の独特な動き方を動画を見ながら研究し再現できるように19人で協力しながら完成させていました。

授業を受けて

 今回この授業を受講して、ジャズダンスの難しさ、楽しさを改めて感じることができました。私は、ボブちゃんsというチームでBob Fosseの「SingSIngSing」を研究しました。独特な動きは身体にしみこませることが難しく、音の取り方も人によって異なってしまったりと、自分が踊りを吸収してから全員に共有するまでがとても難しかったです。19人という大人数でしたが、大人数でどう作品に取り組むのか等も学ぶことができ、踊りだけじゃない部分も実践して学ぶことができました。

写真・文:大場 珠(3年)

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